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ラインブレイクはアングラー失格 (2013-3-5 22:25:58)
前回の続き
↓前回のログ
http://ameblo.jp/boaumi/entry-11484190619.html
マダイゲットに浮かれていたのかも知れない
ラインを簡単にしかチェックせずにルアーを投げ続けた
するとすぐにヒット。エラ洗いを見せシーバスであることを確認した
だがこのシーバス、中々のファイトを見せる
重々しいファイトからもしかしたら今までの最高サイズかもしれないと感じていた
しばらくのファイトの末、上がってきたのは遠目から見ても90は超えてるサイズ
今までシーバスを釣ってきて、デカイと感じたことはあまり無かった
90アップを釣っても「80くらいかな」なんて思ってしまう僕がデカイと感じるほどに存在感のある魚だった
足元まで寄せ、波に合わせてランディングするが魚体が重く、中々上がらない
それでも磯に乗せることは出来たが、まだ波が襲うエリアだ
次の波でズリ上げようと考え、波が来るのを待ち一気にズリ上げようとしたその時、事件は起きた
軽くなる体。失われる生命感
まさかのラインブレイクである
一旦は磯に上がった魚は暴れ、波にさらわれ姿を消してしまった
その瞬間。物凄い罪悪感に襲われた
当初は記録物の魚をバラした後悔であると思っていた
だが、そんなことよりも魚の口にルアーを残してしまったことに憤りを感じていた
考えてみれば過去を遡り、最後にラインブレイクしたのは1年も昔のことだ
掛けた魚は全て獲ることを信念とし、タックルも太く、強い物を使ってきた
それは、キャッチ&リリースが前提の釣りで、絶対に魚にルアーを残してはいけないという意思表示だった
口にルアーが刺さった魚はどうなるか。待っているのはもちろん死だ
今回も2.5号のPEに50lbのリーダーという太いラインシステムで挑んだ
それでも、切れた
ラインはPEから切れていた
おそらく先ほどのマダイとのファイトでダメージを負っていたのだろう
悔やんでも悔やみきれない初歩的なミス
この些細なミスであの魚は死んでいくのだろう
そう思うと自分が情けなく、と同時に何かしなければと悟った
気づけば辺りのゴミを拾っていた
せめてもの罪滅ぼしであろうが、こんなことをしてもあの魚が元気になることはないだろう
それでも、何か行動を起こさないと自分自身が潰されそうだった
家に帰り、すぐさまフックをバーブレスにした
絶対にあってはならないが、万が一魚にルアーを残してしまった場合に取れやすくするためだ
そして使ったラインに傷がないかくまなくチェックした
もう二度とこんなことがないように
さらに、この想いを風化させぬよう、釣行の際いつも身に付けているキャップのツバの裏に想いを刻み込んだ
【掛けた魚は全て獲る】
これがルアーフィッシング。キャッチ&リリース前提のゲームの前提条件であろう
全て獲るということは「魚にルアーを残さない」という意味である
ラインブレイクはアングラーとして最も恥ずべき行為であると考えている
それはタックルや腕の良し悪しということではなく、魚にルアーを残す行為そのものが恥ずべきだということだ
釣りは魚がいて初めて成り立つ
いたずらに魚を傷つけてはならないはずだ
現代のルアーフィッシングはライトタックルが主流となっている
僕のスタイルは時代に逆行しているかもしれない
それでも、今回のようなことを二度と起こさないために、その釣り場で釣れる最大魚に耐えれるタックルを使う、このスタイルを貫き通していく
あなたのシーバスタックル、メーターオーバーのシーバスが獲れますか?
あなたの青物タックル、10キロオーバーのヒラマサが獲れますか?
不安がある方はタックルを考え直して頂きたい
少なくとも外房エリアでは上記の魚が釣れる可能性は十分にある
千載一遇のチャンスを無駄にしない為に、そして魚にルアーを残さないために